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拒絶する神々

第2日目

その日天気予報は昼頃に前線が通過するといっていた。一時的に天気が悪くなるらしい。
朝6時半に当麻の友人宅を出発。あれ?もう雨が降ってる。
今日は黒岳に登ってお鉢平1周をするつもりだ。
とりあえず層雲峡に着くと、雲は信じられない速度で流れていた。これで登ったらヤバイな。

観光客は次から次へとロープウェイに飲み込まれていく。とりあえず昼まで様子見だ。
昼を過ぎたら時折青空が見えるようになったが雲は相変わらずまるでアニメ映画のように流れている。どんどん時間は無くなっていく。明日になると快晴になるらしいのでよし、今から登山だ!

デイパックに寝袋を詰め込んで出発。ロープウェイとリフトを乗り継いで7合目に着いた。リフト駅周辺は黄色に染まっている。時間はもう15時だしこの天気だ。下山客がチラホラいるくらいで殆ど人と会わない。
登山道は黒岳が風除けになっているのでほぼ無風で平和だ。黄色や赤が美しい。

黒岳

そして山頂まであと5メートル。すぐそばを風がうなりを上げて吹いているのが雲の流れと共に見える。厚着をしてエイヤッと山頂に出ると吹き飛ばされそうになった。お鉢平は地獄の風が吹いていた。
黒岳山頂

風速20メートル近い。山頂に着いたという感慨は無く、早くここから逃げ出したい。まるで山に登ることを拒絶しているような天気だ。
そこから少し下ったところに黒岳の避難小屋があった。

黒岳避難小屋
避難小屋


「こんにちは、泊まりですか?」
管理人らしき人に声をかけられた。
「はい、お願いします」
貸し毛布付き1泊2000円!高っ!
ビールも酒も水も全て500円!ビールと水が同じ値段て。

気温4℃。石造りの低い避難小屋の中は薄暗かった。中には15人ほどの客がいた。大学生のグループ、アマチュアカメラマン、老夫婦など色々だ。みんなこの天気の中歩いてきたのか。好きだなあ。←自分もか。
避難小屋の隣にえらくりっぱなトイレがあった。こっちの方が避難小屋と勘違いしてしまいそうだ。
ここはオガクズを使ったバイオトイレで使用後はトイレ内にある自転車で便槽内をかき混ぜるらしい。
バイオトイレ
バイオトイレ2

層雲峡のコンビニでもらったお湯で暖かいカップラーメンをすするとようやくホッとできた。
夕食を食べてしまえばもう後は寝るだけだ。まだ17時。長い夜になりそうだ。
壁側に頭を向けて寝ていたらカタカタカタカタと床下を何かが走り回っている。ん?しばらくすると右から左にカタカタカタカタと走ってきて頭の上をポンと乗り越えていった。ネズミか?カタカタカタと通り過ぎるその姿はひょろりとしていて、体長15センチくらいのイタチに見えた。
頭の向きを変えて寝るとパッと電灯が灯った。この小屋には電気があったのか。
管理人が入ってきて、「外国人の人が今から登ってきます。着いたらちょっと騒がしくなりますよ」
もう外は真っ暗だ。これから登るってか。
19時過ぎてもまだ外国人は着かない。
「もう着きましたかね?」と管理人が心配そうに覗きに来た。
一人が冗談交じりに「どっかで遭難してるんじゃないの?」というと真顔で「その時は探しに行かなきゃならないんです。また」と返ってきた。
そして20時前に外国人は無事にやってきた。

夜中にトイレに行きたくなって目が覚めた。もう風の音はしていない。
外に出ると明るかった。強烈な月光だ。雲ひとつ無い夜空。山々は漆黒のシルエットになっている。あまりの月明かりに星は殆ど見えず、オリオン座だけがギラギラと輝いていた。明日が楽しみだ。
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