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北海道XCシリーズ第6戦 倶知安大会 参戦

またまた出てきたレースレポ。10/4に行われた泥ヌタ倶知安…。

当日のパドックはもう朝からヌルヌル地獄だった。緩い坂の上にあるパドックに辿り着くだけでもやっと。
とりあえず雨は上がっているが、たくさんのトランポが牽引されて上がってきた。
雨が降ると地獄という倶知安のコースは最高の状態で我々を迎えてくれた。
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僕はのんびりしている暇もなく、yoshiさんから譲ってもらったマディ用リヤタイヤに交換した。
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相変わらず本部からの放送が全く聞こえないパドックでゆっくりしていると、
そろそろライダースミーティングが始まるらしくみんな移動し始めた。
本部前に歩いて行くだけでもぬかるんで大変だ。古いとはいえエンデューロ底のブーツを履いてきて良かった。
ミーティングが終わるとすぐにスタート準備だ。
エンジンが掛けられ、辺りは爆音と2ストの煙に包まれる。今回はAクラスの方がBクラスより多いというのが驚きだ。
そしてまずは赤ゼッケンがスタート。30メートル先の左コーナーに消えていく。

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そして1分後に前列のAクラスがスタート。後ろに並んでいた僕は巻き上げる泥を被らないように思わず顔を背ける。

そしてまた1分後に我々Bクラスのスタート。
アウト側に並ばざるを得なかった僕は2速でスタートし最短距離で第一コーナーを目指した。
グチャグチャのコースだがマディ用タイヤのおかげで面白いようにスルスルと前に出る事が出来、ホールショットだった。
左の第一コーナーを曲がりながら下りに差し掛かると前方にたくさんのAクラスのライダーが溜まっていた。
下ってすぐの登り右コーナーで大渋滞している。
「ありゃりゃ」僕はなるだけ助走を稼げるように右コーナーのアウト側に進んだ。
振り返って登り坂を見ると5~6台のバイクが完全に坂を塞いでいる。
「どこを行こうか」と考えているとインのイン側を突き進むバイクがいた。ああ、しかし彼はでっかい丸太に行く手を阻まれてしまった。ともしー?いくらなんでもそこは無理だろw
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目の前の坂でもがくバイクの集団に僅かな隙間が出来た。幅50センチ。ここしかない。行けえ~!
後輪が右に左に振られ、今にも転倒しそうになったがタイヤを信じてアクセルを開けると何とか抜けることが出来た。
ふぃ~。そしてまた急坂を下ると突然の川!
深くはないが石がゴロゴロしていて気を抜くとあっさり転びそうだ。ザブザブザブと100メートルほど川を走るとやっとコースに上がった。大きなぬかるみ。どこを行ってもハマリそうだ。
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ツルツルでヌルヌルで石ゴロゴロのコースを登ったり下ったりしながら進んで行くとまたあの泥沢下りが現れた。
前回のレースでは両足バタバタでヒーヒー言いながら下ったので今回はステップに立つぞ!と思ったが1度バランスを崩すともうダメ。後は最後まで足バタバタ・・・orz
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その後緩い登りが延々と続く。ツルツルの路面は簡単にタイヤのグリップを失ってしまう。もしここで停止してしまったら再スタートは無理かも。
慎重に止まらないように登っていくがそう最後まで上手く行く腕も無いのでパタンと倒れた。轍のラインの上だったので後続を気にしたが坂の下はハマっているバイクのエンジン音以外に何も聞こえなかった。
リヤフェンダーの上に座ったり、男押し!をやったりして少しづつ、少しづつ進むと何とか坂を越えることが出来た。はあはあはあ。
「コースの後半石が多いからなあ」とリヤタイヤの空気圧を0.8キロにしたのが間違いだった。
しゅーーーーーーとかなり空気を抜いた。
抜いているとハスクバーナに乗ったBクラスのライダーがゆるゆると登ってきた。
お互い顔を見合わせ「堪らんですなー」ww
そして彼は先に進んでいった。
あれ?何か見覚えが・・・。飛鷹さんか?とっくに前を走っていると思っていたがどこかでハマっていたのかな?
長い登りを終えても安心は出来ず、すぐにまた急な登りが現れた。しかも左コーナー曲がってすぐ。
右に左にケツを振りながら坂の中ほどでプチコースアウト。バイクを起こしてもそこから再発進は無理!
一旦坂の下まで降りてGO!ふーっ!何とか登ったぞ!
コースのほぼ一番上に出た。快調に林道を走る。そしてまた長く長く下っていく。
パドックが見える。ということはこれでやっと半分か?
また坂を登ったり下ったりするとショートコースを走るファンクラスやレディスクラスのライダー達が現れた。
どうやら急坂が登れないらしい。助走スピードがついていた僕は何とかクリア。
そしてやっとパドックまで戻ってきた。はあはあはあ。これで1周か。1時間近く経過していた。
コース脇で高見道のみんなが応援している。ちょっと元気が出た。
2周目に入っても坂の下では登れないライダーがたくさんいる。そして僕もあの長い登りでスタックしてしまった。
あちこちに登れないライダーが点在している。コース幅が広くても登れるラインは1、2本しかない。
1周目より状況は悪化していた。
ツルツルな上に轍が出来始めていたので真っ直ぐ走ることが出来ない。スピードが乗らないのですぐにバランスを崩す。
そして転倒。バイクを起こそうとしても足が滑って起こせない。
コース脇に人の気配があった。この無様振りを忍者さんのビデオがしっかりと捉えているではないか。
どうしてバッチリなタイミングでそこにいるのww

後続を気にしたがまるで心配する必要がないくらい静かだ。5メートルごとに前進と転倒を繰り返し、少しづつ先へ進んでいく。エンジンがオーバーヒートしないか心配だ。
右に転倒してバイクを起こそうとしても泥がてんこ盛りになったバイクは倍くらいに重い。
ぐぐっと力を入れたらアクセルホルダーがぐるんと回った。あれ?緩んだ?
やっとでバイクを起こすとホルダーがグラグラしてアクセルグリップと一緒に回ってしまう。こりゃアクセルワーク出来ないな。とりあえずコースの端に移動して応急処置。
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再び長い坂にアタックするがあっさり転倒。しかもコースの真ん中のベストライン。
その時下からバイクが上がってきた。伊藤さんのGASGASだ。まるで蒸気機関車のようにシューシューと蒸気を吐きながら、両足をバタバタしながらそのベストラインをゆっくりと、しかし確実に登ってくる。僕はその姿に空恐ろしいものを感じた。
そして走行の邪魔をしている僕の横をギリギリで通過していった。そして5メートル先で転倒。
伊藤さんとマーシャルが倒れたGASGASを起こす。オーバーフローパイプからガソリンが漏れ、そしてGASGASは自身が出す蒸気に包まれた。サバイバルだ・・・。
バイクは保つのかと心配してしまうが、伊藤さんはエンジンをバンバン吹かして、ゆっくりと登り坂の上へ消えていった。赤ゼッケンって凄い・・・。
僕がマーシャルに手伝ってもらいながらも相変わらず脱出出来ないでいた時、また下からバイクが上がってきた。
今度はかなり吹かしていてスピードも乗っている!
ああ、しかしベストラインを塞いでいる僕の後で転倒してしまった。ごめんなさい!
赤ゼッケンのライダーは叫び声を上げた。坂下さんだった。
彼は静かに「…すいません、バイク起こすの手伝ってください・・・」とマーシャルに丁寧に、しかしかなり迫力ある形相で言った。なぜか彼の片目は赤く充血している。
彼は僕を抜き、5メートル先でまた倒れた。バイクを起こし、バンバンリヤタイヤを空転させながら少しづつ少しづつ進んで行く。そしてまた転倒。コーナーの度に転んでいる。坂下さんもかなりヤラれているようだ。
結局僕は2周目のその坂を抜けるだけで20分近くかかってしまった。
やっと一番の難所を抜けてほっとするとTomoさんがいた。まだレースに出始めて間もない彼には今日のコンデションはかなりツライんじゃなかろうか。
天気が回復して日が射してきた。これでコースは乾いてくるだろうか。中途半端に乾くと泥が粘りだしてバイクにたくさんくっついて走りづらくなってしまう。
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パドックが見えた。半分来たと思いながら坂を下ると前方にフッキーさんがバイク半分をコースアウトさせていた。
目と目が合ったww ちょっと一人では無理そうだなと思ったら僕は彼女のハスクバーナに引っかかって転倒。
「何周目?」
「まだ1周目の途中です」
この難所だらけのフルコースに男どもと同じBクラスで挑むとはすごい。
2人で彼女のバイクをコースに戻して僕も復帰。彼女のうれしそうな顔が眩しい。

コース後半に差し掛かると前方に10台くらいが坂の下で止まっていた。見ると右コーナー出てすぐの急坂に転倒車が2台引っかかっていて行くタイミングを計っていた。
左のアウト側ギリギリなら行けそうだ。そのまま突っ込んでいく。当然注目を浴びる。
しかし手前はかなりぬかるんでいてバイクは右に行っちゃう。
坂の途中でバイクを起こそうとしているライダーがびっくりしたところで何とかラインを修正し、バタバタと坂を越えることが出来た。うひーカッコ悪いー。

ショートコースの急坂はカットされたらしくもうスタックしているバイクはいなかった。
そしてパドックに戻ってきた。や、やっと2周終わった。時計は1時間50分経過・・・。
給油しなきゃ。ガソリン給油し、ラジエターの冷却水を補充して3周目に入った。この周で終わりかな・・・。
すぐの下りでプチコースアウト。バイクを降りて引っ張ってコース復帰していると林さんのKTM450がキーキーとブレーキを鳴かせながら抜いていった。
石ゴロゴロの泥の沢がやたらと長く感じる。時折りエンジンが掛からずキックを続けているライダーを見かける。オーバーヒートだろうか。
登り坂手前のぬかるみに「ちんぺい」がいた。
「どうしたの?」
「クラッチ逝っちゃいました」
「何周目?」
「1周目。エンジンの調子がおかしくて無理してたらクラッチがダメになりました」
「あらら。じゃあ、お先!」

難関の長い登りに差し掛かった。3周目はだいぶ路面がこなれたのか最初のツルツルからヌタヌタに変化していた。相変わらずたくさんのバイクがスタックしている。ここで止まったら僕も進めなくなってしまう。
ゆっくり走っても転ぶんだ。どうせなら開けて行こう!後輪がグリップしているかなんて気にせずとにかく2速全開だ!
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すると右に左に振られながら、バイクから落ちそうになりながらも何とか進んでいく。
「オラオラ危ねーぞ!行き先はバイクに聞いてくれ!」
点在する青や黒、そして赤いゼッケンのスタック車をうまくすり抜け、3速にシフトアップ。スピードが乗るとCRFは安定してぐいぐい登っていく。おお、すげー!
しかしあと少しで登り切るというところでバイクから振り落とされて発射・・・。やっぱりまぐれか。
くはー!はあはあはあ。一気に追い抜いたぞ!
バイクを起こして再スタート。この周は順調だぞ。
コースの上部からは美しい紅葉が見えた。

そしてパドックに戻ってきた。もうゴールの時間が迫っているはずだ。
これでゴールか?それかあと1周行けるか?本部テント前にはチェッカーフラッグを持った人が立っている。
ドキドキしながらテントで周回チェックを受ける。
そうしたら「はい、ゴールです。」と宣告されてしまった。ああ、終わりか~。
しかし時間が来てすぐにチェッカーを受けたようでパドックにはリタイヤしたライダーしかいなかった。

順位も分からないようなハードなレースだった。
赤ゼッケンは僕を何度か抜いていったので敵うはずもないがBクラスの中ではいい線行ってるという手応えを感じていた。

レディースも頑張りました
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レースは終わったがまだ戻ってこない、いや戻ってこれないライダーも多い。
コースの奥でスタックしたりトラブったりしたらどうしようもないのだ。
まゆげさんもその1人だ。片付けをしているとまた雨が降ってきた。マーシャルが忙しくコースに出て行き、トラックで回収に向かう。その間我々は焼肉食べながら待つしかないww
2時間ほどしてマーシャルの人が全てのライダーが戻ってきたか確認のために各チームを聞いて回っていた。
「ゼッケン96番まゆげさん、いますかー?」
「まゆげさんはコース奥でトラブってまだ戻ってきてません」
マーシャルの顔が突然曇った。彼は急いで本部に戻っていった。

レースが終わって3時間。やっとまゆげさんが戻ってきた。
コース奥でエンジンが掛からなくなり、1人寂しく、雨に打たれながら、「熊」の恐怖と戦いながら助けを待っていたそうだ。・・・さすが北海道のレース。

そして表彰式。
僕は3周回ってBクラス2位だった。そしてBクラス1位は4周回った飛鷹さん。
前回の夕張のレースも泥ヌタでハードだった。そこでも彼は優勝している。強いライダーだ。
完敗です。おめでとうございます。
これで彼は年間チャンピオンになり、僕はランキング2位が決定した。

次はXCシリーズ最終戦TSE大会。このままでは終わらない・・・。


歴史に残るようなレースを撮ったのは大森さん
写真お借りしました。
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| エンデューロ | 11:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

倶知安

出場していたんでしたっけね。
私…カメラマンしていたの知っていましたか?
1つ目の川を上がってきた所で、
赤いジャンパーを着てカシャカシャデジカメしていたのが
私でした(*^ー^*)
知っていたら、遊びに行ったのにな~。

| りか | 2010/01/07 22:33 | URL | ≫ EDIT















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