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2009 日高エンデューロ参戦 後編

第2日目

よく寝た。さっきまで雨は降っていたようだが何とか今は止んでいる。
一晩中の雨。コースは恐ろしいことになっていることだろう。

今日のタイム設定がなかなか発表にならない。
やっと発表になったら、より時間の余裕がない「A」。
ええ?ウソだろ?こんだけ雨降ったのに。みんながそう思ったに違いない。
我々Bクラスは2周走るだけでいいがそれすらも難しいかも…。
今日の第1組のスタートは午前8時過ぎ。昨日より1時間早いので朝は結構忙しい。
空はまた今にも降り出しそうだが今日は「押し」が必至なので蒸れるカッパは着ないことにした。
レース2日目は静かにスタートした。
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スタートしたインターナショナルライダーの後方のワークエリアでは忙しそうに最後の整備が行われている。
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僕も時間が来たのでパルクフェルメに入った。昨日のスタート前にはたくさんバイクがあったけど今日はかなり減っている。ワークエリアに入って昨日やり残した作業と各部点検。そして僕も2日目のスタートを切った。
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今日は昨日と逆回りということなのでまずはトラップ満載の森の中を抜けて、ダンチクロステストに着いた。いや、着くだけでも大変だった。
一晩中の雨をたっぷりと含んだテストの牧草地はまったくグリップせずただただリヤタイヤは空回り。平坦地なのにちょっとした傾斜も登らない。轍も深く、転びまくりでなんとかテスト区間を脱出した。はあはあはあ。
今日は1周目からタイム計測だけどもうテストを抜けるだけでイッパイイッパイだ。
その先にあるタイムコントロールに着くと桜井さんが時計と僕を交互に見ながら
「行って!行って!遅れてる!」と言った。やっぱり?
タイムチェックで記入された時間を見ると到着予定時刻よりかなり大きな数字が書かれていた。
あれだけヒーヒー全力で走ったのに遅着…。と、とにかく完走しよう。
えと、何分の遅れだ?走りながら60進法と10進法が頭の中で交錯する。…8分か?じゃあ次のタイムコントロールに着くのは何時何分だっけ…?えと、えと、あ!ギャップだ!あう!
走りながらじゃ分からん!
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その後のツルツル牧場は心配していたがかなりショートカットされていたのでなんとか抜けることが出来た。ショートカットされていなければレースにならなかっただろう。
次はエクストリームテストだ。轍は深々とし、まるでレールの中を走っているようで、簡単にステップが引っかかりそうだ。
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泥がたくさん付いたバイクはとんでもなく重たい。昨日は何とか通過できた丸太が壁に見えた。もう両足出して進むので精一杯。はあはあはあ。スピードが必要な土手走りもあっさりと一番下まで落ちた。

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昨日のコンデションが天国に思える。もうボロボロ。
今日は日曜日ということもあって道路の上から見学しているギャラリーも多い。
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後はエンデューロテストだ。森の轍が深い。ヘタレな僕はアクセルを開ける所が無い…。
そしてやっと1周してパドックに戻って来た。もう遅着は確実なのでガソリンだけ入れ、そのままチェックポイントに向かった。すると意外な貼り紙が。
「1周目のタイムチェックのペナルティーはキャンセル。2周目のクロステストはキャンセル」
ええ?ちゅうことはさっきの8分の遅着ペナルティーはキャンセル?僕は頭がこんがらがってきたのでバイクを道路脇に停め、考えた。ペナルティーだけがキャンセルなの?時間は?じゃあ次のタイムコントロールには遅着分を加味した時刻で走らなければならないの?それとも最初の時刻通りで走るの?
うーん、ワケワカラン!とりあえず走ろう。どう頑張ったってオンタイムすら間に合わないのだ。
気にせず走ろう。そう考えると楽になった。この1周を走りきれば地獄から解放される。

「ここを抜ければ終りだ」そういい聞かせながら森の中の沼を脱出し、キャンセルされたクロステストの横を素通りし、ツルツルの牧場を押し上げた。途中、何度も3周目を走るインターナショナルクラスのライダーに抜かれた。
トラップだらけの森の中をアップアップしながら走っているとコース外に見覚えがあるライダー?がいた。
彼は僕を確認すると手を上げた。あれ?カシラじゃん。彼はコース脇の笹薮にコースアウトしていた。
追い越してくる赤ゼッケンに道を譲ったら道が無くて落ちてしまったらしい。
あれ?確か夕張エンデューロの時も「道が無くなった」と言って崖落ちしてなかったw?
とにかく1人での復帰は無理な場所なので、2人で彼のハスクバーナをコースに押し上げた。
「この周で終りだから頑張ろう」というと彼は頷いた。苦しいのは僕だけじゃなくてみんな大変なのだ。

森の中でマーシャルが指示する沼を抜けるベストラインでハマっていると、赤ゼッケンが追いついてきた。そして空いているラインに無造作に入っていく。あ、そこは深くてズッポリハマるラインなのに…。
案の定彼はハマった。しかしそれから果敢にアクセルを吹かし、大量の泥水を巻き上げながら脱出していった。
す、すごい。僕らには完全に地獄ラインだけど、彼らには使えるラインなのか…。

そして最後のエンデューロテスト。もうコーナーも直線も深い轍だらけ。ヨロヨロ走っていると後方からエライ勢いで抜かれる。邪魔しちゃ悪いのでコース脇に止まるとナショナルクラスの阿部さんが深い轍のコーナーをブォー!とバンクを揺らしながら全開で駆け抜けていった。まるで次元が違う…。
やっと最後のテストを抜けたところで時計を見るともう既に到着予定時刻だった。しかしまだスキー場の山が残っているのだ…。
そしてオンタイムからかなり遅れてゴールすることが出来た。
ああ、もう大量の遅着で全然ダメだ~。と、思ったら意外な結末が待っていた。
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残るはファイナルクロスだけになった。昼過ぎにパドック近くのファイナルクロス会場までクラス別に別れて集団で移動。と、同時にチーム員やギャラリーもゾロゾロと移動を始めた。
気持ちがいい青々とした牧草地にコーステープが張り巡らされている。あれだけ雨が降ったはずなのになぜかコースは一部ぬかるんでいるだけで、最高のグリップが期待出来そうだった。似たような地形のダンチクロステストがあまりのぬかるみの為にキャンセルになったのを思うとまるで別世界だ。天気も回復し最高の舞台が出来上がった。

まずは1周の下見。スタートして右に曲がるとすぐに5メートルのぬかるみがあった。
…ここは勝負所だな。ということで自ずとスタート位置も決まった。
1日目の成績でスターティンググリッドが決まる。マーシャルから自分の名前が呼ばれるのを待ったがなかなか呼ばれない。そうして最多数のBクラスはコースの端から端まで殆どグリッドが埋まってしまった。
後には名前が呼ばれなかった僕ともう1人のライダーが取り残された。(前の日8位だったのに)なんで呼ばれないの?と抗議をするとマーシャルも首を傾げるだけで分からない。
「取りあえずどこか空いているところに並んで」と言った。空いているところったって…。
僕はバイクをアウト側のコーステープぎりぎりに突っ込んだ。目の前はギャップだらけ。こりゃ不利だがもう仕方がない。
僕はギヤを2速に入れ、スタートの旗を凝視した。
スタート!右横のバイクが一瞬前に出る。やられたかと思ったが2速の伸びで彼は視界から消えた。
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イン側はみんな殺到してスピードがグッと落ちるのが目に見えたので僕はスピードを殺さずアウト、アウト、アウトで回った。気になっていたぬかるみもアウト側から通過すると目の前には4~5台しかいなかった。やった!こうも上手くいくとは!
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一団となってファイナルクロスを走る。目の前にはスケテツさん!その前にはフリーライドマガジンの三上編集長!どれも僅差で、ワンミスで即脱落だ!
2周目のぬかるみ後の左コーナーで1台コースアウトするのが見えた。これで3位だ!
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もう手が届きそうなのに前方を走る2台との差はなかなか縮まらない。燃えるぞ~!
yasupa忍人さんより
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コースサイドでは畑さんが身を乗り出して大声を上げて応援している。いや、そこにいる人々みんなが走っているライダーに大きな声援を送っている。僕はうれしくなってヘルメットの中でニヤけてしまった。最高だ!
僕は3周目に小さなバンクを飛び出してしまい大きくリヤが流れる。
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「転んでたまるかあ!」ぐっと堪えて踏ん張るとなんとか転倒は免れた。しかしスケテツさんとの差はグッと開いてしまった。これはキビシイ。しかし最後まで諦めずに走るんだ!
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そしてラストラップ。荒れてきたぬかるみを通過するのに一瞬躊躇したらイン側からズバッと1台抜いてきた。クッソーやられた。
速い。前方を走るスケテツさんにどんどん近づいていく。そして結局順位に変化はなくゴール!
楽しかったー!結局4位だったが楽しく走ることが出来た。日高の2日間の泥ヌタの苦労も帳消しだ!
ゴールしてバイクを止めるとみんな笑顔でそれぞれの健闘を讃え合う。
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次はAクラスのファイナルクロス。そしてナショナルクラスとインターナショナルクラスのレースが続く。
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コース脇では同じチーム員だから、知り合いのライダーだから、誰だか知らないけれど頑張っているからと、その場にいる人全てが走るライダーに熱い声援を送っている。ライダーはその応援を受けてさらにアクセルを開ける。
そのライダーと観客が一体となった会場に僕は胸が熱くなり、涙が出てきた。2日間どっぷりとエンデューロに浸かり、日高の泥と自然に翻弄された厳しいレース。その2日間を走りきったライダーだけに与えられるファイナルクロス。これを走れただけでも日高2Daysに参加した甲斐があった。

かなり予定の時間を過ぎて表彰式が行われた。
今回予想外の雨と悪コンデションの為にクロステストやペナルティがキャンセルされたことで集計がかなり混乱したようだ。
2日目の遅着のペナルティがすべてキャンセルされたということで、僕は棚ボタのBクラス5位ということになった。
うおお、去年の最下位よりアップしたぞ!
天気に翻弄された今回のレースだったがやはり日高のレースはかなり走りごたえがあり、ライダーをまったく飽きさせない。遅着したことでまたしても自分の頭の悪さが露呈したオンタイム制だったが、走るスキルだけじゃなくて頭もスキルアップしなければと痛感した。

チーム騎馬民族のみなさんサポートありがとうございました。お陰さまで不安なくレースを楽しむことが出来ました。
参加者のみなさん、サポートのみなさんお疲れ様でした。
主催者の方々、素晴らしいレースをありがとうございました。


素晴らしい写真の数々は
yasupa忍人さん
RUNARUNA WORKSさんよりお借りしました。

yasupa忍人さんより
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| エンデューロ | 23:37 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>エージェントさん
ホント、仲良さそう!
ローマの休日かと思いましたww

| エゾもっこす(管理人) | 2009/12/25 23:58 | URL | ≫ EDIT

最後の写真の二人は、きっと付き合ってますね!

| エージェント | 2009/12/24 23:31 | URL | ≫ EDIT

>23さん
サポートお疲れ様でした。
ファイナルクロスは晴れ舞台です。
ここ一番に弱いので結局抜かれました。
来年もお願いします。

| エゾもっこす(管理人) | 2009/12/21 19:09 | URL | ≫ EDIT

いやぁ~ファイナルクロス!熱かったですねっ!
カッコよかったですよーっε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
去年とは格段の差じゃないですか~♪
5位おめでとうでしたっ.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。

| 23 | 2009/12/21 18:49 | URL | ≫ EDIT

>るなるなさん
シーズンが終わってやっとアップしました。
もう記憶が…

充実した撮影で良かったですね。
最後のはほのぼのしてていいです。

| エゾもっこす(管理人) | 2009/12/21 13:40 | URL | ≫ EDIT

いつの間に・・・・。

やっと時間が出来て書けたって感じですね。
お疲れ様でした。

この日高は私も写真を撮る上でとても成長したレースだと思っています。


一番最後の写真だけ余計ですね(笑)

| るなるな | 2009/12/21 10:03 | URL | ≫ EDIT















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