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彼女達の栗丘

6月の6、7日に夕張フリーライドに行った。
しかしバイクの調子がおかしかったので日曜日は走るのを止めてそのままライディングパーク栗丘で行われるワイワイカップエンデューロレースを見に行った。
土曜から天気が悪く、日曜も雨。雨の栗丘といえば地獄と同義語ww。
さぞやおもしろいレースになることだろう。
昼前に到着したがまだまだレースは始まる感じではなかった。

ワイワイカップはレーサーは出場出来ず、市販トレール車のみという珍しいレースだ。
パドックにはまだレース前のきれいな市販トレールがずらり。その足元はすでにグチャグチャ。しかも雨は段々止んできている。最悪のコンディションだ・・・。
レース前

いつも遊んでもらっているチームからは十数名がエントリー。
その中にXR230のるいタン、白セロー250のともちゃん、赤セロー250のとも☆ちゃん、借り物セロー225のチビッコ番長の4名の女性がいた。

まだ元気なスタート前 赤セローとも☆ちゃん
赤セローとも☆ちゃん

チビッコ番長
チビッコ番長

白セローともちゃん
白セローともちゃん
るいタンの写真は撮り忘れた・・・

その内レース慣れしているのはXR230のるいタンくらいで、あとは殆ど初心者といってもいい。
チビッコ番長は今日がオフ車に乗るのが2回目!2回目で雨の栗丘・・・合掌。

レースは2時間で、今日は林道区間はカットされ、モトクロスコースのみだが今日のコンディションでは1周回るのが精一杯だろう。なんとか回ってもらいたい。出来れば完走してもらいたい。
僕は長靴を履いていたがさらにカッパの上下を着た。
レースはクラス分けがたくさんありスタートは長い距離が必要になった。なんと登り坂がスタート位置。発進出来るのか?スタート位置に並ぶだけでも一苦労だ。
速いクラスから順にスタートして行った。みんな尻振りながらもなんとか進んで行く。
そしてレディスクラスはやはりパタパタと転んだ。まったく進んでいないし。
レディススタート

やや後ろからスタートしたるいタンは彼女らを尻目にスイーっと抜いていった。
雨の栗丘に慣れているだけのことはある。←大変だったらしいけど。

転倒した赤セローとも☆ちゃんを追い抜くるいタン。アクセルよく開いてるぞ
赤セローとも☆ちゃん転倒

仕方がない。まず転んでもがいている彼女らをヘルプ。バイクを起こすのを手伝い、後ろから押す!
しかしすでにタイヤにはたくさんの泥がくっついていて、フロントタイヤが回らない。そして5メートル進んでまたパタリ。また起こす。それを何度か繰り返すとテーブルトップジャンプまで来た。
ジャンプの登り斜面が壁に見える。赤セローのとも☆ちゃんもなかなか進まない。セロー225のチビッコ番長とまるで牛歩の争いだ。僕は難所だけ手伝ってあとは次の女性のヘルプに回るという忙しさ。
泥がてんこ盛りになったバイクは2人乗りじゃね?ちゅうくらい重いし、泥で3倍くらいに大きくなった長靴では踏ん張りも効かず、なかなか起き上がらない。額から汗が流れる。

やっと200メートル進んだ。目の前にはさらに急な長い登りが続いている。しかもツルツルジャンピングスポットのオマケが3個も!そこにはすでにたくさんのバイクがスタックしていた。
これは手伝うにも長い距離走らなければならんか?回りにはあっちフラフラ、こっちフラフラしている、コントロール失ったバイクがたくさん走っていて少々危険を感じたので車に戻ってヘルメットを被った。
ツルツルのジャンプ台を一つ登ってバイクをライダーにパス。そしてまた下へ降りてツルツルのジャンプ台を押して通過してもう1台をパス。もうレースとか順位とかどうでもいいから、とりあえず前へ進んでくれ!よく見ると他のバイクを見ている間に彼女らはどうにか前進しているではないか。
しかしもう息も絶え絶え。
P6070116.jpg

普段KTM250EXC-Fで走っている「つー」と「もりりん」は、非力で重たくしかもエンジン不調なKLX250に手を焼き、たまにスタックしている。
男?男は自分で何とかしろww!
P6070113.jpg

何とかコースの頂上付近まで上がってきて赤セローとも☆ちゃんに交代。
「あとは下りだから。フロントブレーキは必要ないよ」
一休みしてから彼女は再スタートした。ツルツルの下りを1速全開で・・・!
コースは左に曲がっているのにそのまま一直線にコースアウト!
「ああ!転ぶ!」しかし彼女はコース外でくるりとターンしてまたコースに戻ってきた。
「すげえ・・・」いや、本人はかなりびっくりしていることだろう。
P6070114.jpg

コース奥で白セローともちゃんが止まっている。彼女のところに行ってみた。
「どうしたの?」
「エンジン掛からないの!この子、バッテリー上がっちゃったのー!」
悔しさで彼女は今にも泣き出しそうだった。
セロー250は、キックが付いていないか。バッテリーが上がるともうお手上げだ。試しにセルボタンを押してみたが、カチッ、カチッというだけで全く掛かる気配は無かった。
彼女は完全に冷静さを失っていた。落ち着かせねば。
「飲み水は持ってる?」
「持って無い」
生憎自分も持ってなかった。
そこへうまい具合に赤セローとも☆ちゃんが通りかかり、転びそうになって5メートル先で止まった。
「彼女はキャメルバッグ持ってるから、彼女から水もらっておいで」
P6070117.jpg

白セローともちゃんは赤セローとも☆ちゃんからうまく水をもらうことが出来た。ややこしい・・・。
うーん、どうしようかな。まずは状況確認。バッテリーは上がってしまったが止まったのはコーナーの中央。そこから10メートル進めば下りになる。そこでうまく押しがけ出来れば・・・。
彼女はセロー250のシートにガックリとうなだれていた。かなりの負けず嫌いだな・・・。
レースになるとその人の性格が出る。これだけ負けず嫌いなら上達も早いだろう。
僕は何だかうれしくなった。
そして彼女に言った。
「押すぞ!そこまで行けばエンジン押し掛けできるから」
諦めるのはまだ早い。最初びっくりしていたがすぐに状況を飲み込み、2人でセロー250を押した。
平坦とはいえその10メートルの長いこと!ただ押しても前には進まないから僕はバイクの前に回ってフロントタイヤを回した。セローのライト下に付いているスタックバーを引っ張ったりフロントフォークを引っ張っても無駄なのだ。タイヤを転がした方が前に進むのだ。フロントタイヤはもう掴めないほど泥で太くなっているのでスポークに指を入れてタイヤを回転させる。しかしすぐにタイヤとフロントフォークの間にすぐに粘っこい泥が纏わり付き回らなくなる。
バイクをを押しつつ、泥を取り除きつつ、少しづつ、少しづつ前進し、やっと下りまで来た。
ここからコース脇の草地を利用してうまくエンジンを掛けなければならない。ここで失敗したらもう下りはないのだ。
タイヤに付いた泥を念入りに落としてトライ!下りだしたところでギヤをカチャカチャと上げてクラッチミート!するとボトボトボトといってエンジンが掛かった!
「ふぃー!」ああ、良かった。大きく空吹かししながらコース脇にバイクを止めた。
「あと40分くらいでレースは終わる。この先元気があればもう1周行ってもいいし、元気が無ければチェックポイント手前で止まって、チェッカー振られてゴールしなさい。それで完走だから。
とりあえずチェックポイント前までは頑張って行くんだ。その先行くか行かないかは自分で自分に聞いてみて」
「え?」
「チェックポイント手前で私はまだ行けるのかな?行けないのかな?とね」

エンデューロレースは自分との戦いでもある。
走り続けるか手前で止めておくかはライダーが決めることだ。
ただこの状況では1周に1時間以上かかるだろう。
「しばらくエンジン掛けたままで休んでなさい」と言ってそこを離れた。

雨の栗丘のコース上にはたくさんのバイクが点在し、傍らには放心状態のライダーが呆然と突っ立っている。地獄だ・・・。しかし数名のライダーは順調に周回している。やはり止まらないことが大事だ。一旦止まると栗丘の地獄に飲み込まれてしまう。
一旦車に戻り自分の水分補給。暑い。
コース上でまた白セローともちゃんが止まっている。バッテリーは大丈夫かな。しかし無事再スタートしていった。おお、エンジンは掛かるんだな。

レースももうすぐ終わりだ。チェックポイント手前には白セローともちゃんが止まっていた。
「どした?」
「もうこのままレース終了まで待つの」うん、それがいいだろう。
彼女に2リットル入りのアクエリアスを渡すとうれしそうにゴクゴクゴクと飲んだ。よほど喉が乾いていたのだろう。あっという間に半分が無くなった。残り5分。
P6070126.jpg

周回しているのは玉井さんや伊藤さん、そして高見さんがすごく速い!

伊藤さん
P6070121.jpg

もりりん
P6070124.jpg

そしてチェッカーが振られた。「よし、行くぞ」。白セローともちゃんはふらふらしながらも無事にチェッカーを受けることが出来た。良かった、良かった。
ああ、しかしパドックに戻るのも一苦労だ。運転を代わり、なんとかコース外に出ると
「ちょっと待ってー。最後は自分で運転して戻りたいの」
おお、そうか、そうか。運転を代わったが栗丘の泥でバルーンタイヤになったセローは舗装路の上で全くハンドルが効かず、まるで氷の上のようにツルルー、ガシャン!
最後の最後までツルツル、オタオタしながらも無事終了した。

パドックにはまるで泥細工みたいなバイクがずらり!よお~みんな走ったなあ。
僕はヘルプから解放されて焼肉をたらふく頂きました。
P6070127.jpg
P6070128.jpg

結果は、優勝候補だったXR230るいタンは半周回ったところでクラッチがイカれてリタイヤ。
セロー225チビッコ番長はスタート後の長い登りでエンジン不調でリタイヤ。赤セローとも☆ちゃんはコースアウトしながらもww何とか1周回ったがそのままパドックに戻ってリタイヤ。
白セローともちゃんは2周?3周?回って完走!え?優勝?おめでとー!?
焼肉食べるのに一生懸命だったので表彰式は見てません。

伊藤さんのブログより
伊藤さんのブログより

洗車場は大盛況!
P6070132.jpg

みなさんお疲れ様でした。レディースのみなさん、あのコースでよく頑張りました。
これに懲りずに、次はもっと頑張ってください。

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