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北海道XCシリーズ第3戦 倶知安大会 参戦レポート

それまで意外と楽に通過出来ていた、水溜りの後の高だか2メートルの登りが急に壁に見えた。
轍でバランスを崩し登りの真下で倒してしまったCRFはまるで粘土のような地面にぺったりとくっついたままだった。あと1周なのに・・・。
ラスト1周、ラスト5分で自滅するジンクスは20年経っても変わることはなかった。


北海道XCシリーズ第3戦 倶知安大会に参戦してきた。

倶知安のコースは走ったことが無く、聞こえてくる声はとにかくグチャグチャツルツルの泥ヌタコースでドM万歳!ばかりだった。しかも天気予報は雨。これはもう覚悟するしかない。
朝7時頃倶知安のコース元気村に着いた。天気は雨こそ降っていないが今にも落ちてきそうな空だ。パドックはほぼ満員。
今回62台のエントリーがあり、SAクラス、Aクラス、Bクラスそれぞれ20台近いエントリーがあった。
各クラス激戦だ。大きな崖を上るコースが見える。「マジで登る・・・?」
前回のレースで使ったがまだまだ使えるタイヤを装着してきたが、怖くなってすぐに新品タイヤに交換した。もしやと思って車に積んで来て良かった。
ミーティング

受付、車検が済むとマシンはそのままスタートラインにプールされてしまった。ピットエリアはスタートラインの両側に設置され、そこ以外でバイクの修理や整備をすると失格らしい。
8時半にライダースミーティングが始まった。MFJ公認のレースということでMFJの人たちもたくさん来ている。かなり長いミーティングが終わるとすぐにスタートだ。

SAクラスから一斉スタート。スターターの日章旗の振り方を見ると上からではなくて下から旗を振り上げていた。30秒おいてAクラスのスタート。そして僕らのBクラスのスタートだ。
スターターの旗の動きに神経を集中させる。ん?今10秒前なのか、それとももう5秒前なのか分からない。と、思ったらスタート!おお、なかなかイイゾ。3番手で左の第1コーナーを抜けた。
スタート

いくつかコーナーを抜けるといきなり崖下り!目の前にAクラスのライダーが転んでいて苦痛に顔を歪めながら立ち上がっていた。かなり痛そう。コースはかなりアップダウンが激しい。
急な下りをそろそろと下りきるとまるで振り返るような角度で登りが続いていた。このままでは登れる自信が全く無かったので一旦アウト側に出て助走を稼いでトライ!
コース上にはアチコチで転倒者が点在し、早くもサバイバルの様を呈してきた。コースはどんどんと山深く入り込み、水溜りも多くなってきた。
突然、岩だらけの下りが現れたと思ったら沢だった。コース幅1.5メートル。深くて岩だらけの轍が2本。ガクッとスピードは落ち、両足をバタバタしながら転ばずに走るのが精一杯だ。みんな同じようにしてユルユルと前に進んでいく。一体どこまで続くのか?一体どこまで下っていくのか?
やっと脱出したと思ったら今度は結構な登りだ。気を抜くとスタックしてしまいそうだ。
ほっとしたのもつかの間、また沢下りになった。ステップに立って行ければ楽で速いだろうが岩だらけのグチャグチャの轍はそれを許してくれない。しかも岩盤が現れたりするとツルッとコケそうになる。
コースのほぼ最下部まで来たと思われる所に大きな水溜りがあった。しかも轍だらけ。しかもその後は狭くてツルツルな2メートルほどの登り。ここはハマりポイントだな・・・。
なんとかクリアするとそこから右に左に曲がりながらずーっと登りが続いた。コーナーも急坂なので、フロントタイヤは地面から離れそうになるし気を抜くとリヤタイヤはすぐに空転しそうになる。

急に見晴らしがいい所にでた。どうやら山の頂上付近らしい。遠くに未だに雪が残った山が見える。この辺の路面はカチカチの粘土質だ。今はまだタイヤはグリップするが雨が降ってくるとヤバくなる・・・。稜線と思われる道はコーナーも緩くてどんどんスピードが出る。平坦路をしばらく走ると今度はどんどん下っていく。かなり豪快なコースだ。
唐突にパドックが見えた。ふう、やっと1周かと思ったらコースはまた山の中に入っていった。石が多い急坂をどんどん登っていくと山一つ越えてまた下り始めた。
突然砂利の林道が現れた。今までと全く雰囲気が変わったが狭いのでスピードはあまり出ない。
その砂利区間はあまり続かず、どんどん下り続けて、轍の水溜りを越えたら突然コースが2つに分かれた。左はSAとAの地獄ルート、右はBクラス以下の天国ルート。一体どんなルートなのだろうか。
僕はBクラスなので右に曲がったがちょっと残念な気がした。

いや、逝ってればヤバカッタなココ
Aコース
マーシャルも転んでるし
マーシャル転倒

そしてやっとパドック付近に戻ってきた。これで1周か~。長いな~。1周30分くらいだろうか。コース脇ではあゆ♪さんたちが応援してくれている。周回チェックを受けて2周目突入!

ハードなコースだけあってあちこちで転倒車を見かける。意外なのは黒ゼッケンのAクラスのライダーがよく転んでいること。まゆげさんは下った後すぐの登りで引っかかってた。落ち着いてアウト一杯に出て助走つけて難なくパス。
ガレた轍の沢を足バタバタしながらゆっくり下る。いきなりハンドルが効かずにツーッと滑って転倒。濡れた大岩に乗るともうどうしようもない。孤独な走行だ。両側は高い土手で鬱蒼とした沢を、歩くようなスピードで泥水とともにヨロヨロと下っていくと、ふと「今、レースやってんだっけ?」という感覚に襲われた。こんなハードなコースなんてどれくらい振りだろう。
昔はレースになると雨を願ったものだが、今は晴れがいい。

今自分は何位を走ってるんだろうか。コースがハードなのでそこまで頭が回らず、順位がまったく分からない。
まっつさん発見!今回はCRF250Xでの登場だ。おお、しっかりとアクセルが開いている。バランス感覚いいなあ。しばらく一緒に走っていたがいつの間にかいなくなっていた。
コースの後半部分で青いバイクにズバッと抜かれた。おお、元気いいなあ。よく見ると、特徴のあるリヤフェンダー。CRM250だ。ええ?同じBクラスのしかも市販トレール車に抜かれたの?
どんどんその差は開いていく。しかし彼は元気はいいがミスが多かった。何度か抜かれたがその先で必ずオーバーランしたり、轍にハマったり、転んでいた。あれで最後まで持つんかいな?

霧雨が降ってきた。頂上付近のカチカチ区間は段々ツルツル区間に変わってきた。雨がひどくなってきたら地獄だな・・・。順調な走行が続く。
パドック付近のジャンピングスポットは別に飛ぶ必要は無いのだが、ついついサスを縮めてビョーンと飛んでしまうのはまだ元気な証拠か。
ハマリポイントのヌタ坂の手前でフッキーさんがいた。あれ?別におかしい様子はないけど・・・?
ハマリ坂に1台バイクが引っかかっている。どうやらラインが空くのを待っているらしい。2スト125は流石に乗るのが難しいだろうな。なんとか通れそうなラインがあったので僕は4ストのトラクションを生かしてスルスルと登ることが出来た。ああ、しかしこの坂が最後の最後で一番の難所になろうとは。

大坂
1時間も過ぎるとなぜか赤ゼッケンを見かけるようになった。稜線の高速林道で何度か赤ゼッケンを抜いた。流して走っていたのかもしれないが滅多にないことなので頑張った。
そろそろ給油しなくては。チラホラピットエリアで給油しているライダーを見かける。周回チェックポイントで時計は1時間半経過を示していた。よし、次の周でピットインして給油だ。
気が付かないがもう大分疲れてきたらしく、バイクを押さえ切れない。岩だらけの轍の沢が一番体力を消耗する。泥と一緒に元気まで流れていってる気分だ。

何ともないコーナーでパタンと転倒。後ろを振り返ると赤ゼッケンがズバズバズバと抜いていった。もう来てたの!コケてる時に抜かれて良かった。ようやくピットに戻るとそのままストンとエンストしてしまった。ん~、無給油でいけるのは2時間か~。今日はあんまりアクセル開いてないのにな・・・orz
残り1時間だ。後2周か3周で終わりかな・・・?コースは心配するほど荒れることはなく順調に走れる。

コース後半部分の林道で遅いライダーに追いついた。狭いので抜きあぐねていたら後ろからスルスルーっと抜かれた。あれは?ゆーや君だ。前回の夕張に続いてまた抜かれたか~。今回彼は1クラス上のAクラスでエントリー。直接の対決ではないがやっぱり抜かれるとくやしい。
そして前を塞ぐライダーをサラッと抜いて見えなくなった。やっぱAクラスだわ。

コース脇でBTM編集長の春木さんが写真を撮っていた。コース中央で撮影し、あたふたとコース外に逃げる姿はなんか面白い。

そんな春木さんが撮ってくれた写真・・・カッコヨス!
BTM.jpg

ガレた泥沢の下りで突然後ろから「うひょーい」と声が聞こえた。
あ、来た?と思ったら伊藤さんが足をバタバタしながら抜いていった。
へえ、伊藤さんもシートに座って足出すんだと妙に親近感を覚えた。しかしエライスピードだったが。

毎周毎周ピットで応援してくれるあゆ♪さんが人差し指を立てて「あと1周」と言った。声は聞こえないが仕草と口の動きでそうと分かる。
「あと1周!」チェックポイントではチェッカーフラッグを持った人が今にも旗を振らんばかりに仁王立ちしている。待て待て、もう1周走らせてくれ!
なんとか旗振られる前に通過出来た。あと1周か。

僕は昔からラスト1周とかラスト5分とかになると決まって転倒したり、スタックしたりしていた。終わりが近いということで緊張の糸が緩むのだろうか。この間NHKの番組で人間はゴールが近いと脳が急に頑張りを止めてしまうということをやっていた。ゴールがまだまだ遠くても「ゴール」という言葉を聞いただけで「もういいんだ」と、短絡的に思うらしい。それでトップアスリートはそうならないように自分のタイムを確認するまではレースなんだと思い込むトレーニングをしているそうだ。
そんなことを考えながら走っている自分は明らかに走りがぎこちなくなってきた。それまでは何ともなく通過できたところで振られたり、コースアウトしそうになったりする。ヤバヤバヤバ・・・。
まだ遠いぞと自分に言い聞かせて走るとヌタ坂のハマリポイントに来た。

坂には2台のバイクがスタックしている。「う~ん、ちょっと厳しいなあ」。水溜りの手前で状況確認。行けるのは2台の真ん中ライン。状況確認しつつも先に行かなきゃと焦っているのかついつい前に出てしまう。すると坂を登るための助走距離はどんどん短くなってしまう。「よし、行こう!」とアクセルを開けたのはもうヌタ坂の真下。轍にハンドルを取られ転倒してしまった。「あちゃ~、やってもうた~」。真横にはスタックして石像のようになったライダーが「バカじゃねえの」という目をして僕を見下ろしていた。とりあえずバイクを起こさなきゃ。
「うっ!重い・・・!」ブーツはぬかるんだ地面にくっ付いたかのようにピクリともしない。粘土だ・・・。
力を振り絞ってバイクを起こした。別々の轍に入った前後タイヤを一つの轍に揃えると後ろから「おりゃ~!」という声が聞こえた。振り向くと水溜りの向こうから気合を入れたライダーがエライ勢いで突進してきて、ほいさっ!とクリアしていった。
「やっぱり助走スピードが無いとな」。しかしもうバックも出来ないぬかるみ。助走もゼロ。エンジンをかけて深呼吸し、おりゃあ!と坂に突っ込んだ。
坂に当たったフロントタイヤが跳ね返ってくる。両足で掻きつつ必死で捲くれないように押さえる。おお、行けるか?と思ったら大きくフロントアップしてきた。行け!登れ!最悪お前だけでも登ってくれ!左手がハンドルから離れる・・・。バイクを坂の上に放り投げる寸前でなんとか登ることが出来た。
「ふい~っ!」登った、登った、やばかった!
もうこの先難所はない。落ち着いていこう←落ち着きすぎるとまたヤル。
そして残る半周を無事に走りきりチェッカーを受けることが出来た。
「ふーっ、やっと終わった~」すでにたくさんのバイクがゴールしていた。順位はまったく分からない。同じBクラスのライダーとあまり絡まなかったな。天気が持って良かった。

フッキーさんもお疲れ様でした。
フッキーさん

パドックで後片付けしているとみんなぞろぞろと本部へ移動し始めた。どうやら表彰式らしい。
結果はBクラス3位だった。なんとか表彰台。1位は前回の夕張でもバトルをした「つー」だった。
やっぱり勢いがあるなあ。第1戦で勝てたのはマグレだったか。
まあ何とか怪我もせず無事に完走出来たから良かった。

Bクラスの表彰
表彰式

SAクラスの表彰 五十嵐さんの足が痛々しい
表彰式2

入賞された方々おめでとうございます。
レースを開催してくださった主催者の方々お疲れ様でした。
ありがとうございました。初めての倶知安はハードで、楽しかったです。

今回の写真は春木さんの以外は大森さんからお借りしました。
ありがとうございます。


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| エンデューロ | 23:14 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>ゆーや君
1周目、エンストかなんかしているumiちゃんを抜いたら
エライ勢いで追いかけてきた時かな?余裕なかったです。
結局そのまま抜かれました・・・。

ゆーや君は終盤に強いね。ペース落ちんし。
ちょっとその若さと元気を分けてくんないww?

| エゾもっこす(管理人) | 2009/06/13 21:12 | URL | ≫ EDIT

あれ?でも確か1周目、中盤あたりの林道でぶっちぎられましたよ↓↓
umiさんとともに来て、あっという間に見えなくなりました…

| ゆーや | 2009/06/13 12:59 | URL | ≫ EDIT

>あゆ♪さん
せっかくBクラスでポイント稼いだので
次の第4戦目のTSEまでBクラスで出ます。
コースは同じなので条件は一緒!

いえいえ、ありがたいお知らせです。
急にオロオロしてしまう自分がダメなのです。
まだまだ修行が足りませぬ・・・ね。


>るなるなさん
一部は晴れていても常時ヌタっているみたい。
おお、完走したの!おめでとう。参加台数2台?
あそこは晴れの日限定で走りたいね。

| エゾもっこす(管理人) | 2009/06/11 18:32 | URL | ≫ EDIT

お疲れさま。

写真では雨が降ってる感じでもなかったので
良かったな~と思ってましたけど、やはりヌタってたのね。

私も昔、ここのレースでほとんどの人がゴールしてしまったコースを
ショップの男の子と2人っきりで半べそかきながら走った記憶があります。
そのときはレディスで2位取ったよ♪
1位は斎藤マナさんだった。


本格的な雨だったら、長靴脱げちゃうぐらいの粘土質になるので
次回はそれも体験して頂きたい・・・ニヤリ。

| るなるな | 2009/06/11 09:13 | URL | ≫ EDIT

3位入賞おめでとう~!!!

今回はつーさんが優勝だったね!
これでふたりとも1位をとったんだから
次はAクラスでエントリーして下さいね♪
どんどん上を目指して行け~!!!


しかしあと1周!と教えたつもりがアダになったとは、、、
失礼致しました。。。
まだまだ修行が足りませんなぁ。

| あゆ♪ | 2009/06/10 23:55 | URL | ≫ EDIT















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