2010年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年09月

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2010 北海道XCシリーズ第4戦TSE大会 参戦

7/11に 北海道XCシリーズ第4戦TSE大会に出た記事をやっと書き上げました。

会場近くのパーキングに車中泊し、翌朝5時に起きて6時前に会場のグリーンピア大沼に着いた。
天気予報は外れ、空にはチラホラと青空が見えていた。
会場はグリーンピア大沼。敷地内の大きなホテルの横を通り過ぎ山の奥へと進んで行くと細長いピットが現れた。
幸い我々は早くに着いたので良い場所にパドックを確保する事が出来た。
今回参加台数は107台。シリーズ最多ではなかろうか。こんな道南まではるばる釧路からやってくる人もいた。
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受け付け車検を終えるとバイクは舗装路の上に3列づつ縦に並べられた。北海道XCシリーズは横一列の一斉スタートだがここはそんな広い場所を確保できないので1台づつ10秒おきスタートということだ。
近辺を下見すると「川渡り」があった。雨が続いていたが幸い水量は多くは無く、深くて膝くらいか。
しかし川底には石がゴロゴロしているので転ぶと水没の可能性はある。

9時15分に赤ゼッケンからスタート。僕はAクラスのほぼ一番後ろに並んでいたので彼らが走り出す姿は見えないが、そのエンジン音を聞くだけで緊張してくる。
そして僕もスタートした。最初は舗装路を走り、ほんの少しグリップが良い草地を走ってまた舗装路に戻る。
普段使われていない道だしモトクロスタイヤなので気を抜くと簡単に転んでしまう。
そして砂利の林道に入っていった。
「う、狭い!」
このコースは3年間使われていなかった上に夏の草が道の両側から張り出すように生い茂りコース幅はバイク1台分。しかもギャップそのまま残っていてまったくペースが上がらない。
クネクネとしたギャップだらけのコースは一気に体力を消耗させる。そして後ろに誰かが追いついてきた。
確か僕の後ろからスタートしたライダーは木古内STDEでクラス優勝したライダーのはず。追いつかれて当然だがラインを譲ろうにもコースが狭すぎて避けることも出来ない。
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はあはあ、たまらんなあ。ちょっと大きなコーナーでラインを譲ると彼はスルリと抜いていった。そしてどんどん離れていった。
長い。まだこのクネクネは続くのか。今度は後ろからパリンパリンというちょっとサイレンサーがくたびれた2ストの音がした。そして躊躇することなく彼はサラリと抜いていった。さと兄さんだ。このコースをよく飛ばせるなあ。
遅いライダーに追いついたが抜くにも抜けない。コースは下りになってきた。
4台が連なってどんどんと下っていく。どこまで下るんだ?この先が「日本一の下り」か?
4台がまるで地獄に吸い込まれていくような錯覚を覚える。さらに下りがきつくなった。しかも砂。
フロントに荷重が掛かっているので下手すると前転しそうだ。と思ったら前を行くバイクが前転した。
横を抜けたら急な左コーナーだ!危うく飛び出しそうになった。うー気が抜けん。
そして現れた。森の中をまるで落ちていくような砂の下りが続く。しかもギャップだらけときた!
先行するさと兄さんは狭いコースにもかかわらず脇の藪を走るがごとく
果敢に追い抜きをかける!やるなあ!
僕は慎重に、慎重に転ばないように後ろについて下っていく。
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コース脇には数人の観客の姿があった・・・ような気がする。
そして無事に下りてきたらそこはスタート地点の横だった。ここで半分か。8の字型のコースを横切ると川渡り。雨先生が遅いライダーをその川で強引に抜きに掛かった。しかし失敗して転倒。
すぐにバイクを起こすと思ったら雨先生は僕の目の前でそのままズブズブと水没してしまった。ありゃりゃ。
雨先生にラインを塞がれた僕はバイクを降り、確実に押して川を渡った。
そしてコースは砂から砂利の林道に変わった。しかし荒れ荒れのギャップは相変わらずだ。
ポヨンポヨンとタイヤが路面を離れている時間の方が長いんじゃないか?
一山登ってまた降りてきた。突然現れるヌタ場。結構柔らかい。レースが進んでくると轍が深くなってハマりそうだ。
そしてさっきの川に戻ってきた。今度は渡りやすい。
目の前は本部だった。出走前に取り付けられたカードにパンチをもらう。
「はあー!これで1周か!」なんてコースだ。まったくスピードが出せないし、抜き所もない。ただただ延々と続くギャップ地獄・・・・。「辛い・・・」
さっきからぴったりと僕の後ろを走っていた2ストのバイクが舗装路区間で抜いていった。
「青ゼッケン、もう来た!」時間差で後ろからスタートしたBクラスに早々に抜かれ、そして見えなくなった。
普通だったらボチボチ遅いライダーに追いついてもいい頃だけど今回はペースが同じくらいなのか孤独に走行する時間が長い。
「お!前方に忍者さん発見!」いっちょバトルをするか!と思ったが何か変だ。
抜きざまに「おーい」と声をかけても彼はこちらに反応する訳でもなく淡々と走行を続けていた。

クネクネクネクネとしたウッズを走りながらバイクが変なことに気が付いた。
加速がまったくアクセルについてこない。後輪が流れてもそれが止まらない。CRFお得意のキビキビした走りが出来ないのだ。なんでだろう?
まるでマディの時にリヤタイヤに泥がてんこ盛りになった状態のような・・・!ハッと気が付いた。
前回の夕張のレースで前後タイヤをパンクさせてしまったので今回はスーパーヘビーチューブを入れてきたのだ。そのチューブのゴムの厚みは普通のヘビーチューブよりかなり厚く、確かにパンクの可能性はかなり低くなった。しかしその重量はハンパなかった。
リヤのヘビーチューブ1.1キロ。スーパーヘビーチューブなんと1.8キロ!
バネ下の重量増加がこんなにも走りに影響するなんて!
いうことを聞かないバイクと苦手なコース。モチベーションは下がりっぱなしだ。
また後ろから2ストの音が迫ってきて、スルッと抜いていった。
バイクを見るとKTM。うお!猫社長!待て!
グワッとアクセル開けて慌てて追いかけると彼も全力で逃げた。
狭いコースだがあのハイパワー2ストニーゴーをヒラリヒラリを操ってじりじりと離れていく。
「やるなあ・・・」と思ったら突然右の草薮に突入していった!
藪の隙間からちょいと見える彼に「大丈夫~?」と声をかけたら「うおーい」と元気な声が返ってきた。
元気あり過ぎww 
これで離れたなと思ったら「日本一の下り」を終え、川渡りに来る頃にはもう追いついてきた。
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川を渡りきった所でバランスを崩して倒れたところで猫社長はピュッと抜いて行った。
はあ~。一気に気が抜ける。チンタラ追いかけるがもう音さえ聞こえなかった。
「今日は忍耐のレースだ・・・」なんでこんなにギャップばかりなんだ!せめて直線だけはアクセル開けんと!
 
気が付くと宙を飛んでいた。空と地面が逆さまだった。
次の瞬間脳天にガガゴッ!と衝撃があった。「脳天からって」
しかしエネルギー保存の法則はまだ許してはくれなかった。
次の瞬間首が前方に折れ曲がり、無理矢理前転な格好になって転がっていった。
転がりながら「首は大丈夫か?」と心配したのを覚えている。
痛い。目の前にはCRFが横たわっていた。ゆっくり体を動かすと五体満足なのが分かった。
今まで転倒は数知れないが頭から、しかも脳天からは初めてだな。
バイクを起こさなきゃ・・・後続が来る。
「ごめんな。こんなヘタクソな乗り手で」謝りながらCRFを起こし、コース脇に避けてヘルメットを脱いだ。
はあはあはあ。全身が痛い。手のひらもジンジンする。ちょっと休憩だ。
なんでコケたんだ?ギャップ?石?
後続のライダー達が「あれ!大丈夫か?」という目をして通り過ぎていく。
心配かけないために必死で元気をアピールする。見ていると10メートルくらい手前に斜めギャップがあり時折りそれに弾かれて転びそうになるライダーがいる。あれか・・・
とりあえずピットに戻ろう。その後のことはその時考えよう。
痛む体にムチ打って再び走り出した。死んだようなペースで。
平坦な所はまだいいがギャップで頭が揺れるとまるで首を引っこ抜かれるように痛い。
ファンクラスのライダーが首を傾げながら抜いていく。

やっとピットに戻ってきた。
だんだん首が回らなくなってきた。りお姉さんから氷付きタオルをもらって首を冷やすとスーッと楽になった。
まだ2周しか回っていない。元気が戻ればまた走ろう。
すると城本さんが戻ってきた。彼も負傷したようで右手を押さえている。
そして青森から参戦してきたかねっちさんも肩を負傷して帰ってきた。
ああ、赤ゼッケンのりんちゃんまでケガで戻ってきた。
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しばらく他のライダーの走りを見ていたがみんな辛そうだ。
時間が経つにつれだんだんと再スタートしようという気持ちが萎んでいくのが分かった。リタイヤしよう。
バイクに戻り、周回カードを取り外した。これを本部に出せばそれでリタイヤだ。同じくリタイヤする城本さんのYZが隣にあった。ついでに一緒に出してこようかと思ったが、こういう大事なことは本人がやらねば、と彼のカードを外すのを止めた。
「リタイヤします」そう言って本部に提出した。これで僕のレースはあっけなく終わってしまった。
リタイヤか。今まで殆どのレースでしぶとく走ってはなんとか完走だけはしてきたが、思い出すのに時間が掛かるくらい久しぶりのリタイヤだ。
あれは20年くらい前の九州でのレースだった。ゴンドーシャロレー牧場で行われたスズキの3Hレースだった。
晴れ続きでホコリで何も見えない。下りを勢い良く飛ばしていたらそのホコリの中から大きな切り株がゴロンと現れたのだ。そのまま前方宙返りして背中から着地。痛くてしばらく立てなかった。
マーシャルからバイクを起こしてもらい、エンジンをかけて死ぬ思いで帰ってきた。翌日病院に行くと背骨の一部がポキポキと折れていた。そして膝十字靭帯損傷のオマケ付き。
幸い完治し今も元気にバイクに乗っていられる。
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レース時間は半分を過ぎた。
ピットインしたライダーがハアハアいいながらガソリンを補給し、またバイクに跨り再スタートしていく。
バイクを止めればケガしたりこんな痛い思いや苦しい思いをしなくてもいいのに。
それでも止められないのはバイクにそれだけ魅力があるということだろう。
苦しそうな顔をしながらも周回を続けるライダー達を見ながらそう考えていた。

一部の元気な赤ゼッケンがピット横の舗装路をウィリーで走り去る。
川渡り箇所で見ていると遠くでチビ番ちゃんが川を渡ろうとしていた。
川は濁り、川底には見えない石がゴロゴロしている。いつ転んでもおかしくはない。
ハラハラと見ていたら彼女はバイクを降り、確実に押して川を渡った。
その冷静な状況判断、適応力の上達振りに僕はジーンとしてしまった。彼女の背中に「頑張れ」と念を送った。
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そしてレース終了時間が迫ってきた。時間内に戻ればもう1周行ける。
もう終わりかと帰ってきたライダーが後1周行かなきゃならないのを知り、ガックリとうなだれて走り出す。
あと15分。忍者さんが戻ってきた。
「もう1周行けー!」周りから大きな声援が飛び、渋々走り出した。「もう終了~」の気持ちだっただろうからその落胆振りは想像に難くない。
残り10分。チビ番ちゃんのセローが戻ってきた。
普通の男のラップタイムは1周約30~40分。彼女のラップタイムは1周約1時間。
「どうする?ここで止めてもいいよ」と周りからの悪魔の囁きが聞こえる。
ちょっと考えて、しかし彼女は4周目に入っていった。
残り5分で雨先生も最後の周に入っていった。

そして3時間が過ぎ、次々とチェッカーを受けてライダー達が帰ってくる。
よくみんな辛いコースを3時間も走ったなあ。
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殆どのライダーがゴールするとパドックはエンジン音も途絶え、静かになった。
だがまだレースは終わっていない。数人のライダーがまだ走っているのだ。そう、彼女も。
コース閉鎖になり撤収作業が始まった。
そしてチェッカーから40分ほど経っただろうか、チビ番ちゃんが歩いてパドックに帰ってくるのが見えた。
あれ?帰ってくるのが早すぎる・・・?
まっつさんが彼女を見守るように静かにセローを押していた。
彼女はヘルメットは被ったままでうつむいている。
パドックに戻ってきて女子たちに「頑張ったねー!」と声を掛けられても無言でうつむいたままだ。
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泣いてるのか?ようやくヘルメットを脱ぐとそれまで必死に堪えていたものが一気に噴出し、ほみちゃんの胸で声を上げて泣き始めた。それにつられてほみちゃんももらい泣きし始めた。
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我々男共はそっとそこから離れた。


彼女は最後の周に入ったはいいが、疲れている上に他に誰も走っておらず寂しくて泣きそうになりながら走っていたそうだ。
下りで転倒。もう倒れたセローを起こすことも出来ないほど彼女は疲れていた。そして後ろからスイーパーの聖治さんが来てバイクを起こしてもらった。
「どうする?ここでリタイヤするなら近道を通ってパドックに帰れるけど?」
そして彼女はリタイヤを選択した。その悔しさで彼女は泣いていた。

片付けが済み表彰式はグリーンピア大沼のジンギスカンハウスで行われた。
隣のテーブルではたくさんの肉を目の前にしてスタッフが最後の集計が続けている。
山盛りのジンギスカン。うまい。ビールが欲しいところだが首を痛めているので今日は自粛。
優勝は#1高橋政人。さすがキングはスゴイ!
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みなさんお疲れ様でした。


帰る頃には僕の首はまったく回らなくなり、まるでロボットのような動きで失笑を誘ったww


今回の写真は
enduro days さん
RUNARUNA WORKS さん
大森さん
からお借りしました。


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| エンデューロ | 19:39 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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2010 北海道XCシリーズ第2戦夕張大会 参戦

今さらですが中途半端に書いていた記事を書き上げました。

5月連休まで雪が残る北海道。夕張も例外では無かった。
レース1週間前だというのにコースは雪の下。スタッフの苦労の甲斐あって無事に開催に漕ぎ付けた。
雪解け&レース前に雨が降ったのでもう夕張はマディ確実。
ああ~、またグチャグチャの夕張かよ・・・。去年秋のレースが甦る。
5月9日夕張は曇り空で、風が冷たかった。
今回コースレイアウトがまた変わっており、パドックの目の前に新しい登り坂が登場していた。
新しいだけにコースはまだ柔らかく、その上助走距離が短くてS字にくねっていた。「こりゃハマリそう」。
ぬかるんだパドックは長靴がないとまともに歩けやしない。
受付け、車検が済むといきなり暇になった。午前はファンクラス、レディスクラス、市販車クラスのレースがあり、我々のレースは昼過ぎからなのだ。
高見道からは2人の女子が参加した。緊張する彼女らをよそに、我々は着替えもせずのんびりと彼女らをスタート位置へ送り出した。
しばらくするとスタートしたのか彼らが一斉に目の前に現れた。
ファンクラスの男どもはまあスンナリ登り坂をクリア、レディスではchocoppyさん+KTM125がブォブォーといわせながらスルスルとあっけなく登っていった。ほみちゃん+セロー250もチビ番ちゃん+セロー225もちょっと途中で引っかかったが無事クリアしていった。TTR125やYZ85のライダーはちょっと苦戦・・・・。
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無事に帰ってこれるか心配したが、みんな順調そうだ。そろそろ我々も着替えるか・・・。
最後はドラマもあったが1.5時間のレースは無事終了した。

急にパドックが慌しくなる。アチコチでレーサーのエンジンが掛かる。ん~いよいよだあ。
ちょっと離れたスタート地点に移動。・・・ここは田んぼですか?
やや右下がりの傾斜地。スタートして30メートルで左ヘアピンの第1コーナー。これは完全にイン側有利だな。
前列には去年のチャンピオンの高橋マサトンがいた。やっぱりイン側ですね。
しかし彼はもうみんな整列しているのにシート外してエアクリーナー握ってる。緊張感の無いヒトww 
そして畑さんからスタートの説明があった。
「30秒前と5秒前を示します。そして5秒して旗を振ります」
全車一斉にエンジンスタート。緊張してきた。
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まずSAクラスからスタート!おおー!高橋選手がハスクバーナをグイグイとイン側にねじ込んでいく!
そして我々Aクラス。5秒前!ギヤを2速に入れて旗を凝視!
ス?スタート!ええ!何!
旗の先端が動き始めて一瞬止まったやん!
間違ったと思ってつなぎかけたクラッチ、戻してしもたやん!
右の方から最初の「ス、」でそのまま出てきたライダーが前に出てくる。
「そりゃないでー!」と思いつつ僕もスタート。ああ、完全に出遅れた。
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ヘアピンに十数台のバイクが殺到!おお、当たりそう!目の前にはsasaki君+YZ125か!
出口でちょっとつかえてしまったがまあ真ん中くらいか。グルリと方向を変え、団子状態で本部前へ向かう。
新しい坂はクリア状態だ。下見してた通りに真ん中からやや左から坂に進入。
ああ!ラインのど真ん中にでっかくて四角い石があるやん!もう避けられないのでそのまま通過。
このベストラインはもう使えない。
坂は見た目よりかグリップが良かった。フロントが浮き上がらんばかりに登っていく。
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登ったと思ったらすぐに下り!そしてすぐに後ろを見上げるような右ヘアピンカーブ。
そして直線だあー!CRFは調子いいぞー!
水しぶきを上げながら砂利道をぐるーりと右旋回したら夕張名物岩盤浴コースへ。
赤土路面はいい具合にグチャグチャだ。ツルツル岩盤をそろりそろりと通過し、前を行くライダーを抜こうと次の登りをインから攻めた。リヤが流れる。
大丈夫、このまま流れながら登っていくはずとアクセル全開固定。しかしリヤの流れは雨溝で強制的に止められ、そのままハイサイド!放り投げられた。あちゃー。
CRFを起こしているとyoshiさんが抜いていった。どんどんと抜かれる。
再スタートして広場からツルツル縦轍を下ると馬の背。
V字溝には雪解け水がザーザーと流れている。
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林道に出てやはり水で深く掘れた縦溝だらけ、石だらけを下るとポンプ小屋横に出た。
次から次にルートと路面が変化して気が抜けない。なんか楽しいぞ。
林道を走り、道を逸れると大きな水溜り出現!
直径5メートルくらいはあるか?ここか、ほみちゃんが水没したのは。
水溜りの端をソロソロと通過。それでも40センチぐらいの深さはある。
狭い林道を快調に走ると道はカクンと曲がり、斜面を登り始めた。轍も深い。ここでミスして失速したゆーや君+WR250Fをパス。おお、彼もミスするんだ。
またまた登り出現。助走全く無し。前回のレースで序盤に地獄になった所だ。両足バタバタしながら長い登り坂をクリア。ふう、やっと頂上付近か。
この林道は好きな部分なのでアクセルオープン!ああ、しかし道は突然森の中に入っていった。
新ルートなのでまだ路面が柔らかくしかも結構急な下りだ。慎重にゆっくりと下ると溝が真横に横切っていた。しかもカーブの真ん中で、水が溜まっていて深さが分からない。幅1メートルくらいなのでそのままエイヤっと飛び越した。ふう。
高速林道をかっ飛ばす。目の前に2台。1台はsasaki君だ。パァーン!と気持ち良さそうにYZ125を走らせる。
前を行くライダーが逆バンク気味な所でじわじわとアウトに孕んで行ったのでsasaki君はすかさずスパッとインに切り込み、カウンタージャンプで抜いていった。鮮やかだな~。僕は抜くには至らずテールツーノーズ状態のままだ。
広場を迂回したら突然の下り!しかも滑る上に左に曲がってるし!慎重に下っていると右後ろから1台迫ってきた。がら空きの右側から現れたのはさっき失敗していたゆーや君だった。
するりと抜かれ、どんどん離されて行く。速いなあ。
水溜りだらけのコースなので既にブーツの中はグチョグチョだ。
残雪の轍で転倒。はぁ~。一気に力が抜けてしまった。一体何回転んだんだろうか。その度に抜かれていく。
ヌルヌルの泥が付いたグローブはまるで力が入らず何度もハンドルから手が外れそうになる。30秒後にスタートしたBクラスのバイクが来やしないかと後ろを振り向いたがそれはなかった。
再スタートしたら目の前には三段激下り!縦の轍が深く、前転しそうだ。はあはあ。
「カバ沼」は右にエスケープルートが出来ていたので安心した。ヌルヌルの下りをやり過ごし、V字谷を過ぎると「大壁」が見えた。
殆ど壁に見える高さ10メートルの急坂。助走は無しどころか真下までぬかるんでるし。左に迂回路があるが約30秒違ってくる。こりゃ行かなきゃ、逝かなきゃ。
壁に近づきながら背中のキャメルバッグのドリンクを一口飲んで呼吸を整え、ギヤが2速に入ってるのを確認してアタック!ぬかるみで後輪が空転する。スピードが乗らんやんか・・・。
ぬかるみを過ぎて斜面に差し掛かるとCRFはギューンと加速を始めた。行けえ~!半分過ぎたところでえぐれ発見!ラインを間違ったかあ?よし、登ったあ~!
行けるぞ!毎周登ってやる!
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そして本部に戻ってきた。ふう、これで1周か。
トランスポンダーのアンテナの下をくぐり2周目に突入!
今度はやや左から本部前の登り坂にアタック。登った所でまっつさん発見!後ろをついていくがじわじわと離されて行く。彼はこういう悪コンデション強いなあ。
横切り溝がやってきた。助走スピードがついていたのでまた飛び越しだ!エイッ!飛んだと同時に右手からグリップがヌルリと滑りバイクと泣き別れて転倒。やっぱりさっきグローブ交換すれば良かった。何度か転びながらやっと2周目を終えた。ピットエリアで軍手に交換して再スタート。おお、滑らんぞ。やっぱマディのレースは軍手だな。
だんだん幅が広がっていく横切り溝はいつか跳び越せなくなるだろう。ちょっと試しておこうと右側のラインをゆっくり進んでいったら思ったほど深くなかったので一安心。
んーなんか滑る。特に林道区間で流れるなあ。
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なぜかつーがコース脇に止まっていた。あれ?マシントラブル?ちゅうか、また?
4周目か5周目かでアウトから赤ゼッケンの高橋マサトンが一気に抜いていった。え!もう周遅れになった・・・。
そして1時間半を過ぎた所でガソリン補給するためにピットイン。すると「あれ、パンクしてるね」という声。やっぱりそうか。そうじゃないかと思っていたが改めて聞くと萎えてしまう。しかしもうパンク修理してる時間は無いのでそのまま走ることにしよう。
本部前の坂には数台がスタックしていた。右に左に避けながら全開で加速するとうまく登ることができた。
タイヤ外れたりせんかな?特に大坂なんて全開のまま急激にグリップするし。
いつの間にかコース脇のつーはいなくなっていた。
だんだんとタイヤのグリップは低下し、林道ではアクセルを開けるだけでルルルルーっと流れていく。しかもフロントタイヤも踏ん張らなくなってきた。前後パンクか・・・?
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本部前を通る度に残り時間をチェックするとあと1周というのが分かった。また本部前の坂の途中で点在するBクラスのライダー達を一気にパスすると目の前でリカバリーする黒ゼッケンがいた。まっつさんだ。
レース序盤にはちぎられたが今度はついていくぞ・・・ああもう見えない。
コース途中に#1高橋マサトンのハスクバーナが止まっていた。あれ!せっかくトップを走っていたのにどうしたんだ?
最後にちょっと波乱があったがなんとか無事にチェッカーを受けることができた。
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ピットに戻ると前後のタイヤはペチャンコだった。
楽しかった。みなさんお疲れ様でした。

おじさんよりお姉さんと握手したかった
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結果はAクラス6位。あれ、今年目標の入賞しちゃったよ。


写真はRUNARUNAさんからお借りしました。


| エンデューロ | 17:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ツーリングに行きたいなあ

この夏の北海道。せっかくのお盆休みというのに台風の影響で雨続きだ。
youtubeで「北海道ツーリング」というのを探したらこういうのがあった。
去年の夏にセロー250で北海道を旅したライダーがアップしているようだ。
(無断でリンクごめんなさい)


このビデオを見ていたらなぜか涙が出ていた。

九州出身の僕が87年に初めてセロー225で北海道ツーリングに来た時のことを思い出した。
小樽でフェリーから降りた時から全てが違っていた。
初めて見る雄大な北海道。空が大きい北海道。
見るものすべてが新鮮で、毎日感動していた。
それ以来何度も北海道にツーリングに来るようになり、そして5年前にとうとう引っ越してきた。
最近は車にバイクを積んで楽して旅することが多くなったが
「ツーリングライダーの琴線に響く」
この映像はバイクで野宿しながら北海道を旅していた頃の
初々しい気持ちを呼び起こしてくれた。

あーツーリングに行きたいなあ。
台風なんか消えちまえ!

| ツーリング | 17:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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Lの世界

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僕は今主に↑のレンズを使っています。以前から欲しかったので目をつぶってヤフオクでポチッた物です。
このレンズの写りは素晴らしく、友人からは白レンズってそんなにいいの?と聞かれることも多いです。
言葉で「良かです!」と言ってもいまいち伝わらないので記事にしました。
下の黒いレンズはボディをを買った時に付いていたキットレンズ。
「L」の文字が付くか付かないかで値段はかなり違うけどこの写り具合を比較してみます。
key-visual2.jpg

今年の4月に行われたHOPフリーライド。
偶然に同じようなカットをそれぞれのレンズで撮ってました。
まずは黒い方。
被写体はBTMの春木編集長。
ピントもバッチリ合ってよく撮れています。
IMG_0497_20100810000234.jpg
しかしこれを大きく拡大してみると、なんかモヤッとした感じになりました。
ヘルメットに貼られた名前のステッカーは文字がつぶれています。
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そんでLレンズ。
よくぞ同じような写真を撮ったもんだww
カチッとした雰囲気になりました。
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そんでこっちも拡大してみると・・・!
もう隅々までピントが合ってます!
名前のステッカーもくっきりだし、それが破けてるのも分かりますww
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さすがLレンズ!
分かって頂けましたかね?
まあこれだけアップすることは普通ないし、安いレンズでも充分にキレイに写ります。
その微妙な差に4倍ものお金を出すか・・・?

ついでに他の写真も・・・
特別ゲストの田中太一選手。いやー走りも凄かった!
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んで拡大してみると・・・
グローブの右手の親指破けてるやん!
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でもね、やっぱり大口径レンズのボケの大きさと画像のシャープさが造り出す
「時間が止まった」雰囲気が好きなんです。
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「その場の空気まで写るレンズ」・・・価値あり!と思います。
買って良かったです。

| 写真ネタ | 00:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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モジゾーワールド

8/2にHOPで行われたサイクロンの試乗会に僕も行って来ました。
250から530までの色んなKTMに乗れたのが楽しかったです(あ、690に乗り損ねた)。
そこに来ていたモジゾーさんのKTM250SXの走りがやっぱり凄かったです。
せっかく撮ったのでアップします。

モジゾーワールド
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ちょっとシャッタースピード遅くてブレブレだけど・・・
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やっぱ凄いわこの人・・・
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こんなに走れたらさぞや楽しいことでしょう!

| エンデューロ | 23:42 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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